ドリームタンクマッチの戦車解説 聖グロ、サンダース、アンツィオ編

前回:ドリームタンクマッチの戦車解説 大洗編 - かくこらむ

今回は3校を解説。

まずは聖グロ。

 

チャーチル歩兵戦車 Mk.VII(コスト190徹甲弾)

重戦車程よりも整地では鈍足で火力は中戦車に劣るが装甲の分厚い歩兵戦車。

砲搭、車体に傾斜こそないが堅牢。戦車共通の弱点である下部装甲、側面装甲はティーガーIIより硬い。また旋回速度が早い為中戦車以下では撃破するのは困難。

火力が低くリロードが早い為、何はともあれ履帯を狙う立ち回りになる。

流石に重戦車同士で下部や弱点を叩かれると火力の低さのぶん分が悪い為、履帯を切った後は味方の援護を期待したい。

また、履帯が強靭で耐久も高いほか、登坂性能が高く不整地でも減速しづらかったり斜面を走ってショートカットを狙える。速度を補ったりフラッグ車時の隠れ場所を増やせたりとなかなか面白い。

弱点は装甲正面、車体側面にある丸いハッチ。

 

・マチルダII 歩兵戦車Mk.III/IV(徹甲弾コスト150)

チャーチルの廉価版。運用はチャーチルに準ずるが違いとしてはマチルダの方が移動中の旋回が早く、攻撃力がダウンしているが照準性能が高まり俯角が広い。だがコスト相応に装甲厚が下がっており乗員も一人少ない。

重戦車相手にはチャーチル以上に素早い履帯切りや味方との連携が必要になる。特に拘りがないならば基本的にチャーチルを選んだ方が良い。

弱点は正面装甲にある切れ込みと防楯。

 

・クルセイダー巡航戦車Mk.III(コスト120徹甲弾)

移動速度が速いがリロードが遅い。また、早い移動に対して照準性能がイマイチであり、補うための乗員も3人と少ない。味方の動きや射線を考えながら突撃して速度で相手をかき回すのが理想的。

 

ローズヒップ専用クルセイダー(コスト120徹甲弾)

クルセイダーの速さを伸ばして操作性を飲酒運転にした機体。特に加速性能が伸びている。オリジナル以上に照準が辛いので注意。

 

続いてサンダースの戦車。

 

M4シャーマン 75mm砲搭載型(コスト140榴弾)

バカでも扱えるでおなじみシャーマンシリーズ。操作性の良さに加え、整備性の良さが反映されたのか履帯修復速度が早く、前進/撤退速度に殆ど差がないのが特徴。

榴弾も相まってヒットアンドアウェイや撤退戦を行いやすい。

耐久面は同じスタンダード系のIV号と比べると砲塔の装甲が厚く、おまけに本体、砲塔共に傾斜している為耐久を稼げている。ただ下部装甲にある弱点が広くスナイプや事故には注意。

 

M4A1シャーマン 76mm砲搭載型(コスト150徹甲弾)

75mm砲搭載型に比べると砲塔と下部装甲が少し厚くなり、徹甲弾になったのが特徴。

車体の特徴はあまり失われていない。操作性の良好さを生かして相手戦車に対応しよう。

弱点は75〜と同じ。

 

・シャーマン・ファイアフライ(コスト170徹甲弾)

17ポンド砲を搭載しティーガーIに近い水準の火力を手に入れたシャーマン。

だがポルシェティーガーの項にも記述したがこのゲームでのティーガーIの火力は特筆すべき水準でない為、ファイアフライも特別脅威になるような火力ではない。

 

また、長砲身化に伴って後退速度が低下。乗員も一名減少し(史実で砲弾によって乗員のスペースが圧迫されたせいらしい)、弱点もシャーマン共有のものに加え正面装甲の出っ張り2つ、正面計3カ所にあり、おまけに砲搭の耐久もM4より低下してしまっている。正直、中戦車相手にお互い砲塔をロックしたままでの撃ち合いとしても火力のアドバンテージが出せるかは怪しい。

重戦車にない利点として回転砲塔と低下したとはいえ高めの後退速度に加速性能がある為、丘や障害物を利用して攻撃の後は素早く身を隠すこと。

地味に側面背面もM4から装甲が減少しており、砲が揺れやすい事もあって近距離戦はあまり得意な方ではない。

 

最後にアンツィオ

 

・P40重戦車(コスト150徹甲弾)

装填が早く履帯が強い。IV号、シャーマンと並んでとにかく使いやすい戦車。

同じコスト150のIV号H型と比べると後退、砲搭の旋回速度が早くドッグファイト時の回り込みが行いやすい。一方で視野、索敵範囲は狭い為、不意打ちには注意。

弱点は砲塔下部と装甲の間にある継ぎ目、正面にあるのぞき窓の2つ。

 

・CV33型快速戦車(L3/33) (コスト100機銃)

カルロベローチェ。フラッグ戦で猛威を振るう豆戦車。殲滅戦では対策やアクティブゲージの上昇率が低下した影響でかなり落ち着いた。

操作性の高さと小さい車体で砲弾をかわし、敵の後ろを掘ったり味方を動きやすくさせると良い。フラッグ戦でのリスポーンをアテにした特効はかなり鬱陶しく厄介。

火力、装填に乗員を割く必要がまったくない為、三人と少ない乗員ながらカスタマイズに頭を悩ませる事はあまりない。

弱点なし。

 

・M41型セモヴェンテ(自走砲) (コスト120榴弾)

威力の高い榴弾を飛ばせる突撃砲

リロードも早く、履帯を切られ弾幕を貼られたらひとたまりもない。

速度、加速力も突撃砲の例に漏れず、これまた戦車にぶつかると吹き飛ばしたりすることがある。

榴弾のアドバンテージは最早説明不要。威力の高い榴弾を連続で飛ばせるこの車両の強さは言うに及ばない。

三突よりも装甲に劣り、弱点が砲部そのまんまとわかりやすい為履帯が切れた際には注意。先に履帯を切って回避しやすい状況を作ろう。

爆炎で精密射撃を狂わせるのもあり。

 

今回はここまで。