ドリームタンクマッチの戦車解説 大洗編

身内で新しく始めてくれたプレイヤーも増えてきたのでデータと主観に基づくドリタンの戦車解説記事を書いてみんとす。まずは主役、大洗の11(12)両。

 

大洗の戦車

 

・IV号D型(コスト130榴弾)

言わずと知れた主役機。75mmの短砲身。

IV号シリーズに共通する特性として、操作性、レスポンスが良く視野が広い為索敵に向く。また装甲に傾斜が一切ないのでみほのスキルの恩恵が大きい。

D型は短砲身かつ増加装甲がない為機動力が高い。

以降のシリーズは正面装甲が増厚されるが自動でロックオンされる砲塔部、履帯を切った際安定して狙いやすい下部の装甲に一切変化がないのでさほど守備力に差は感じない。

D型はこのゲームにおいて非常に有利な榴弾を放つ戦車でリロードも早い為、もしかしたらIV号シリーズで最も強力な戦車かもしれない。アヒルヘッドも着用できる。

弱点は正面装甲の機銃口とのぞき窓で、IV号共通。

 

・IV号D型改F2型仕様(コスト150徹甲弾)

原作ではプラウダ戦前に長砲身への換装と増加装甲を施した戦車。

D型よりも重量が増えた為、やや機動力が低下している。

長砲身化により弾速の速い徹甲弾になり狙撃を行いやすいがこのゲームは榴弾の方が大幅に有利である。

砲弾、車体の軌道に癖もない為極めて使いやすいが、操作性の良好さ以上の強みは持ち合わせていない為、勝つにはそれ相応の経験や判断が必要になる。

 

・IV号D型改H型仕様(コスト170徹甲弾)

F2型から微妙に口径と正面装甲が強化され側面にシュルツェンが付き側面装甲も多少強化された。

ただ側面は戦車共通の急所であり多少強化された所で薄いことに変わりはない。

使いやすく打撃力もそこそこにあるが重戦車に及ばず、装甲もさほどでない為良好な操作性を生かして敵の側面背面に回り込みたい。

 

・III号突撃砲F型(コスト130徹甲弾)

三突。回転砲塔を持たない固定砲塔車。

本編での設定上は前面装甲、砲威力ともにIV号H型と同等だが今作では固定砲塔は昼飯の角度が取れない為か前面の装甲と砲火力が強化されている。ただし側面は豆腐。

車高が低い為草むらに隠れやすいのはメリットだがそのせいか機体のバランスが非常に不安定であり、石にけつまづいて車体が180°回転したり不整地は勿論完全に舗装された平面でも障害物に当たる角度が悪いとすっ転んだりする等上級者向けの面も。

ただ砲弾の威力が減衰しにくい特性があり、火力と前面装甲は重戦車ともそれなりには撃ち合える水準で前進速度が早い等強みも明確な為、待ち伏せや不意打ちでカバーすれば化ける戦車。

装甲の弱点は砲の横にあるのぞき窓。

 

DLCの親善試合バージョンは旗がある為三突の車高の低さという強みが思いっきり死に、丘陵等での草むらに隠れての狙撃が行いづらくなるがカスタム枠が1つ増えるのが強み。大洗や遊園地南では影響も出づらい。

また、M3リーがカーソルデフォルト位置(H型)の真下に来るようになる為、ボコ周回等に便利になるのが利点でもある。

 

・八九式中戦車甲型(コスト120榴弾)

はっきゅん。同じ中戦車榴弾のD型と比べると弾速、装甲、機動力に劣り、カタログスペック上の最高速度はフル武装したH型と同じ。ただ超短砲身が幸いしてか俯角と仰角は広く、リロードも早くクイックリロード時間も長い為、とにかく榴弾を撒くのに向く。きっちり履帯を切って撃破を狙いたい。ヒットせずとも爆炎を撒かれると極めてうざったく狙いもつけにくくなる。

弱点は丸い機銃口のくぼみと隣ののぞき窓。

 

・38(t)戦車B/C型(コスト110徹甲弾)

機動力が高く加速性能も高いが車体のバランスが極めて悪い軽戦車。砲の威力も距離減衰が激しい為肉薄した戦いが基本になる。他の戦車では有効な一撃がこの戦車では無効になることもザラであるため極めて上級者向け。

弱点は車体正面ののぞき窓2つ。

 

ヘッツァー(38(t)改) (コスト125徹甲弾)

IV号H型や三突と同じ48口径長砲身75mm砲と強烈に傾斜した装甲がくっついた固定砲塔に改造された38(t)。

正面、及び砲部の装甲が中戦車でも高めの水準になり、おまけに最大まで傾斜して避弾経始効果を得ている為、ティーガーIクラスの砲撃でも弾いてしまうレベルの防御力を得てしまった。この強さで殲滅コスト125はダメでしょ。攻撃力も中戦車上位に匹敵する。ただし速度が災いしてかロックドリフト射撃の猶予時間が短めな為、気になるようならノーロックドリフトの練習をするか別の戦車に変えよう。

車体下部は傾斜がない為、狙ってみる価値あり。また突撃砲の例によって側面背面は豆腐の為、相手の速度を利用してすれ違い様に撃破するといいかもしれないし手慣れたプレイヤーはナポリターンで反撃してくるかもしれない。

弱点は砲の右上部にあるのぞき窓。

突撃砲に共通する問題だが、独特の形状と高い推進力のせいで戦車同士がぶつかると相手を吹き飛ばしたり転ばせたり宇宙開発させたりと異常な挙動が発生しやすい。

ヘッツァーはその中でも発生率が顕著な為注意。

 

・M3リー中戦車(コスト140 主:徹甲弾/副:榴弾)

背が高く主砲の火力がいまいちだが貴重な副砲持ちの中戦車。経験値やデカール集めで人気。副砲は固定砲塔で榴弾

主砲と副砲とのラッシュ力が持ち味。敵の不意をついて副砲で履帯を切って連打を叩き込むのがセオリー。

ただ、副砲は正面の固定砲塔であり、主砲が控えめな為昼飯の角度をとる戦い方は持ち味を殺してしまう為、相対的に装甲は薄くなりがちな点には注意。

乗員は6人と多いのでリロードを中心にあげて後は好みでカスタマイズしよう。

弱点は正面ののぞき窓。

 

ルノーB1bis(コスト170 主:徹甲弾 副:榴弾)

史実よりも数段硬くなっている重戦車。M3リーとどっこいな火力、リロードで強みも共通するが乗員が4人と少なく、副砲の可動域が大幅に狭くなっている。

前述通りM3リーと似た運用になるが、こちらは装甲の厚さ、砲塔が小さい為ロック射撃をかわしやすいという特徴がある為近距離でのもみ合いに強い。

ただ、鈍重で砲火力が低い為結局遠距離は苦手で近付くまでに頭を使う必要があるのは同様。

弱点はターレットリングと正面ののぞき窓、片側側面のカモの羽っぽい部分。

 

余談だが顔出し位置が特殊な為、顔出し可能車長がこの戦車固有のポーズをとったりCGモデルが足まで見えたり、とキャラゲーとして独自の強みがある。

 

・ポルシェティーガーVK4501(P) (コスト210 徹甲弾

みんな大好きP虎。大洗の戦車で最も装甲と砲火力に優れる。

ティーガーIと比べると砲塔の避弾経始が勝り、正面からのロック撃ちに強く、俯角がある為高低差を生かした戦いにやや強い。

一方で最高速度、加速、登坂性能といった足回りで劣り、弱点がターレットリング、正面機銃口とのぞき窓、両側面の脱出ハッチと多い。全身弱点かお前は。後退速度がきわめて遅い為、撤退の判断は早めに。

ティーガーと並ぶ火力があるといってもこのゲームの重戦車はティーガーの後発機やアンチティーガー車両ばかりである為、特筆すべき水準ではない。このゲームはティーガー系が概ね不遇である。

とは言っても中戦車には遠距離だと手強い火力と装甲には違いない。

また、ポルシェティーガーはリスポーンにつき1回のみ、L2ボタンを押すことで5秒ほど快速戦車でも追いつけない加速を生み出すポルシェティーガーダッシュが使用できる。撤退や追走、ドッグファイトの切り札として強力だが、加速が強すぎてルートが直線的になりやすい点には注意。十分な装甲のある戦車に乗った手慣れたプレイヤーならばルート上に体当たりで割り込み加速を失わせるといった芸当もできる為、扱いには注意しよう。

余談だがこのポルシェティーガーダッシュ、公式サイトや説明書、攻略本等で殆ど言及されず、発売前のゲーム系ニュースサイトぐらいでしか取り上げられなかったという妙な経緯を持つ為時々存在を知らないプレイヤーもいる。BTやT28の履帯パージと違いノーヒントのため仕方がないか。

 

・三式中戦車(チヌ) (コスト140榴弾)

そんな長い鼻して榴弾メインかお前は!

装甲がはっきゅんといい勝負と薄いがD型やはっきゅんよりも威力の高い榴弾を放てる。榴弾は弾速が遅いが威力減衰がないという強烈なアドバンテージがあり、チヌの威力であれば重戦車相手にもダメージを与えやすく攻撃面で優れる。

ヒルヘッドもギリギリかぶれる為奇襲も悪くない。

弱点は正面装甲ののぞき窓と機銃口

 

今回はここまで。